安田 一(墨田区)

設置場所:東京都墨田区横網2-2-25 安田学園中学校高等学校校庭
制作者:不明
設置時期:1993年10月29日(安田学園創立70周年)
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:安田 一氏(1907年4月14日 – 1991年3月26日)は、安田財閥三代目当主。二代目安田善次郎氏(1879-1936)の急逝のあとをうけて、1936年、29歳で安田保善社総長に就任。以後安田銀行会長、安田生命会長など、安田グループの要職を歴任。1945年財閥解体にともない、翌年公職追放となるが、日本貯蓄銀行(後の協和銀行)会長を経て、1953年安田生命会長、安田火災海上相談役に復帰。経団連顧問、日本デンマーク協会会長等を務めた。一氏は、1944年から1946年まで、及び(公職追放の期間を除いて)1951年から1991年までの長きにわたり、安田学園理事長として学園の隆盛に尽力した。
安田一先生顕彰之記
 先生は明治四十年 初代安田善次郎翁の孫として本所横綱の安田邸に生まれ 昭和七年東京大学文学部を卒業された 昭和十九年二月から昭和二十一年まで学校法人安田商工教育会の前身である保善商工教育財団の第五代理事長に就任され 戦後の混乱期に当り学園復興に心血を注がれた 再び 昭和二十六年十一月から平成三年三月までの長きにわたり学校法人安田商工教育会第七代理事長として学園の隆盛に尽力された 特に千葉県鎌ヶ谷市に総合グラウンド 創立五十周年を記念して新潟県越後湯沢にセミナーハウスをそれぞれ建設 創立六十周年には校舎の全面改築など教育設備の充実に徒力をされた
 先生は安田商工教育会理事長のほか 数々の著名会社団体役員を歴任 広く経済文化の面でも活躍され 藍綬褒章などのほか勲二等瑞宝章を受章 平成三年三月二十六日 八十三才を以て逝去され従四位に叙せられた
 本年安田学園創立七十周年に当り 茲に先生の胸像を建立し 本学興隆の祖としてのご高徳を永く伝えるものである
 平成五年十月二十九日 安田学園 同窓会 謹撰
設置場所:東京都墨田区横網2-2-25 安田学園中学校高等学校校庭

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