伊能忠敬(江東区)

設置場所:東京都江東区富岡1-23-11 富岡八幡宮大鳥居横
制作者:酒井道久(1950-、東京生まれ、2001年より埼玉県立大教授)
除幕式:2001年10月20日 測量開始200年記念
画像提供:ヒロ団長、林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:2001年10月20日、江戸時代後期の測量家・伊能忠敬翁(1745-1818)の銅像が境内大鳥居横に建立され除幕式が行なわれました。測量開始から200年を迎え、50歳を過ぎてから天文学・測量術を学んだ忠敬翁が注目を集めていますが、翁は深川黒江町(現・門前仲町1丁目)に住み、測量旅行出発にあたっては必ず当宮を参拝していたことから縁りの地であるこの八幡宮に銅像が建てられました。
銅像前の掲示には、次の記載あり。
伊能忠敬銅像
近代日本地図の祖師である伊能忠敬先生は、事業に成功したあと50歳の時、江戸に出て、当宮近くの黒江町(門前仲町1丁目)に隠宅を構えていました。
約200年前の寛政十二年閏四月十九日(陽暦では1800年6月21日)の早朝に当宮に参拝して蝦夷地(北海道)測量の旅に出かけました。
忠敬先生は、この時を含めて全部で10回の測量を企画しましたが、遠国に出かけた第8回までは、出発の都度必ず、内弟子と従者を率いて富岡八幡宮に参詣して、無事を祈念した後、千住、品川宿など測量開始地点に向かって歩き出しました。当宮は伊能測量にとって大変御縁の深い場所であります。
伊能測量開始200年に当たり、「伊能ウォーク」、地図・測量、土地家屋調査士、伊能 忠敬研究会などの関係者が中心となって、広く一般から浄財を公募して建立されました。
 平成13年10月  伊能忠敬銅像建立実行委員会

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