北原怜子(箕面市)

設置場所:大阪府箕面市白島3-16-1 あかつき特別養護老人ホーム庭園
制作時期:1958年
制作者:本像背面にサインがあるが、判読不能
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:北原怜子(さとこ、1929年8月22日 – 1958年1月23日)さんは、キリスト教の教義に基づき献身的な活動を展開した社会奉仕家である。「蟻の町のマリア」と呼ばれた。本像は、1960年に東京都江東区のカトリック潮見教会に設置されたが、父の北原金司氏(1899-1981)が「あかつき特別養護老人ホーム」を設立した時期に、現在地に移設された。
暁光会の歴史
1956年、カトリック教会で司牧をしていたフランス人、ロベール・バラード神父(1914-2009)は、世間で最も困っている人のために、自分は何をすべきかを考えていたが、東京の蟻の街で貧しい人達が互いに助け合って生きていく組織を献身的に援ける北原玲子さんと出会い、多くのものを学んで神戸に帰った。当時、困っている人が多く住む生田川のほとりに独りで住み、生活することから始め、家も仕事もなく困っている人々を集め、屑拾いの仕事をしながら共同生活を始めた。この共同生活を「東からさし昇る暁の光を自分達の仕事の象徴とするため」に「暁光会」と名付けた。これが現在の社会福祉法人暁光会の始まりである。暁光会の活動は「自分達の生活を支えるだけでなく、他の困っている人たちのためにできるだけのことをする」ことに特徴がある。
設置場所:大阪府箕面市白島3-16-1 あかつき特別養護老人ホーム庭園

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