上田貞次郎(国立市)

設置場所:東京都国立市中2-1 一橋大学陸上競技場の北
制作者:朝倉文夫(1883-1964)
除幕式:1940年 11月3日
再建:1984年5月8日
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:上田貞次郎(うえだ・ていじろう、1879年5月12日 – 1940年5月8日)先生は日本の経営学者、経済学者。経営学という概念を命名・提唱した。1937年、帝国学士院会員。1932年、勲二等瑞宝章。1940年、正三位勲二等旭日重光章。東京府麻布生まれ。上田家は祖父の代まで町人であったが、父上田章が漢学をやったために、士族に引き上げられた。本像の銘文には以下の記載がある。
上田貞次郎先生は明治十二年東京麻布に生まれ 同三十五年東京高等商業学校専攻部を卒業 母校教授となり 商工經営 商業政策等を講じ 先駆的経濟学者として一橋実学の築かれるとともに 自由寛容の精神をもつて後進の指導にあたり 学界 実業界に多くの人材を送った
先生は理論と実際の合一を図って 新自由主義を提唱し自由通商運動を推進するなど その見識と行動はなお現代の指針となるものが少なくない
昭和十五年五月東京商科大学学長在職中に逝去されるや 全学生は浄財を募りこの胸像を建設した ここに我々は銘を刻し先生の遺徳を偲ぶものである
昭和五十九年五月八日 門下生上田會有志
一橋大学の銅像地図:上田貞次郎先生像はⒶ地点に設置

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