茂出木心護(中央区)

設置場所:東京都中央区日本橋室町1-8-3室町NSビル2階 凧の博物館内
制作者:矢貫 伸(1975年東京芸術大学 美術研究科 彫刻 芸術学修士、東京学芸大学教授)
除幕日:1983年5月28日
寄贈者;日本の凧の会 有志一同
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:茂出木心護(もでぎ・しんご、1911年3月28日 – 1978年6月1日)は東京都芝区三田(現:港区三田)出身。本名は、茂出木 眞太郎。現在も続く東京・日本橋にある西洋料理の「老舗・たいめいけん」の創業者として知られる。
本像が設置されている「凧の博物館」の内部。本像の由来書は次の通りである。
「おやじさんの像」のこと
凧の博物館創設者の故・茂出木心護さんは、ちゃきちゃきの江戸っ子気質の人情家で世話好き、曲がったことは凧のソリ以外は嫌い、そして凧あげが大好きな当「たいめんけん」の先代店主。明治からの老舗西洋料理店で修業し「たいめんけん」を開業、エッフェル塔で日本の凧を堂々とあげてパリっ子のドギモを抜いたことが彼の自慢のひとつ。
昭和44年11月凧好きの人を集めて、「日本の凧の会」を結成、その会員も現在では全国1千3百名を超えている。昭和52年11月15日コレクションした日本全国の凧や世界の凧を中心に「凧の博物館」を創立、国内は勿論世界の愛好家にも呼びかけて今日凧のブームの生みの親である。
凧を通じてのボランティア活動や国際親善にも不断の貢献をささげてきたが、惜しくも昭和53年6月1日不帰の人となる。享年69才。つねに凧の会員から「おやじさん」という愛称で慕われた故人の人徳と功績を顕彰しここに胸像を制作、凧の博物館に設置する。
制作 矢貫 伸
完成除幕 昭和58年5月28日 
日本の凧の会 有志一同
本像が設置されている「凧の博物館」の場所

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