新川柳作(台東区)

設置場所:東京都台東区駒形1-8-10 新川柳作記念館入口前
制作者:盛岡勇夫(立体写真像発明者)
寄贈日:1976年10月19日(藍綬褒章受章記念)
寄贈者;エース株式会社・エースラゲージ株式会社 役員社員一同
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:エース株式会社の創業者・新川柳作さん(1915年7月31日-2008年1月)は、石川県白山市で誕生。母一人で4人を育てた。小2の教科書「椎の木と樫の実」の話のなかにある「今に見ていろ僕だって、見上げるほどの大木になって見ぜずにおくものか」を心に刻んだ。16歳、大阪の加藤忠商店(カバン卸業)に入社。1940年、大阪でカバン製造卸業を開業。1950年、株式会社新川柳商店を創業。1953 年、東レのナイロンという新素材でナイロンバッグを開発。60歳、会長。89歳、上海に中国エース本社ビル、「母念」の石碑を建設。2008年1月に他界。「私の人生の大半はカバンに明け暮れた日々だった」と本人がいうように、カバンに明け暮れた92年の生涯であった。
ACEとは、エース株式会社のこと。日本の鞄メーカーである。かつては、スーツケースで有名な「サムソナイト」の鞄をライセンス契約で製造販売していた。それだけ信頼があり高い技術があるということ。現在、東京都渋谷区に本社があるが、以前は東京都台東区の当ビルに東京本社があった。今も建物は残っており、カスタマーセンターとミュージアムが開設されている。7階には「世界のカバン博物館」(1975年開館)があり、世界中の多種多様なカバンが紹介されている。最上階の8階には、「新川柳作記念館」(2015年7月31日開館)があり、創業者の生涯とエースの社史について展示されている。
「世界のカバン博物館」が入居しているビルは、以前は「エース株式会社」の東京本社がありました。現在は、関連会社の「エースサービス株式会社」の本社となっています。本像が設置されている「新川柳作記念館」は本ビルの8階にあります。両館とも、どなたでも無料で入場できます。

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