三谷長三郎(千代田区)

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  1. 林 久治 -

    三谷長三郎(千代田区)
    設置場所:東京都千代田区外神田2-16-9 宮本公園
    制作者:北村西望(1884-1987)
    設置時期:1934年12月25日(三回忌)
    移設時期:1961年(神田明神裏の大銀杏傍から現在地へ)
    画像提供:ヒロ団長
    林久治⇒銅像探索記/f
    http://masaniwa.web.fc2.com/RW-226.pdf
    設置経緯:三谷長三郎氏(1869-1932)は、神田在住の実業家です。明治2年(1869)2月1日に神田塗師町に生まれ、幼名は銀次郎といいます。三谷家は、紀伊国屋の屋号を持ち、万治3年(1660)の創業以来銅・真鍮を商っていた商家です。長三郎氏は、明治19年(1886)に10代目を襲名してから大いに経営手腕を発揮し、財をなしたといわれています。 三谷氏は、財団法人三谷報恩会を結成して、神田区の学校教育のために多大な貢献をしています。例えば、列車を仕立てて毎年、春には鎌倉・由比ヶ浜へ遠足を、夏には箱根で林間学校を開催するほか、神田区内の学校に映写機・ピアノなどを寄贈しています。今川小学校には市内では初めてとなるプールを建設しました。また、進学優良児童には奨学金を贈っています。
    本像は、教育に関する人物を顕彰したものであり、千代田区の教育史を考えるうえで欠くことのできない資料です。平成14年(2002)4月、千代田区指定有形文化財(歴史資料)に指定されました。

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