三沢初子(目黒区)

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  1. 林 久治 -

    三澤初子(目黒区)
    設置場所:東京都目黒区中目黒 正覚寺境内
    建立時期:1934年10月18日
    発願人:正覚寺第廿六世乗雲院日見
    制作者:矢野誠一(1885-1929)の遺志を継ぎ、北村西望・建畠大夢・新田藤太郎(1888-1980)三氏協力の構想に依り新田氏が主として製作。
    画像提供:ヒロ団長、林久治⇒銅像探索記
    http://masaniwa.web.fc2.com/RW-191.pdf
    設置経緯:三沢初子(1640年- 1686年2月26日)は、仙台藩第4代藩主伊達綱村の母。初子は住持の日猷と日登に帰依し邸宅を寄進し諸堂を建立し、正覚寺を開基した。本像の台座背面には、次のような碑文がある。
    三澤初子銅像建立の趣旨
    芝居で名高い先代萩の政岡は大孫王經基の後裔三澤清長の女初子の事で政岡の局と稱へ仙臺の御家騒動六十二萬石横領の魔の手が絶えず幼君身邊を脅した時不惜身命の信仰と母性愛とを力としてあらゆる迫害を忍び遖れ亀千代君に伊達家第二十代綱村を名乗らせた偉勲は實に忠貞兩道を全うした日本女子の亀鑑である此度初子が永久安息の地とした當山に其の銅像を建立したのは日日に増しゆく道義の頽廢と思想悪化の現状とは正に國本を危うくするものであり之を救ふ途は實物教育に勝るものはないと痛感したからである
    此の銅像建立につきては伊達兩家を始め藝術界及び一般有志の後援を辱うし又制作につきては故矢野誠一氏の遺志を継ぎて氏と友情厚かりし北村西望建畠大夢新田藤太郎三氏協力の構想に依り新田氏が主として製作に當たられたのである
    昭和九年十月十八日 發願人 當山第廿六世乗雲院日見誌す

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