町田久成(台東区)

設置場所:東京都台東区 東京国立博物館東洋館横
原型作者:中村晋也(文化勲章受章)
鋳造:黒谷美術(富山県中新川郡立山町)
除幕:2016年11月14日の博物館の日
建立:町田家三十二代当主・町田忠夫
画像提供:たぐってぃさん
林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:町田久成(1838-1897)は薩摩藩出身で、「博物館の父」ともいわれる。本像建立は「久成のことを知ってほしい」と子孫が企画。鹿児島市在住で、文化勲章を受章した彫刻家中村晋也さん当時(90)が制作した。町田は、現在の鹿児島市石谷町出身。1865年に薩摩藩英国留学生として渡欧し、大英博物館やパリ万国博覧会に感銘を受けた。帰国後は新政府の文化事業にも携わり、1882年に国立博物館の初代館長になった。町田久成の弟で、留学生として共に渡欧した申四郎の孫、町田忠夫さん(80)が、他の留学生の子孫らに呼びかけて企画。また、胸像作成において、発注者の予算が底をついてしまい、大理石で作る台座の費用が足りなくなり、この台座の作成費用約 160 万円についてラウドファンディングで資金調達をした経緯がある。台座正面の碑銘「初代 町田久成館長像」は安倍晋三内閣総理大臣の書。
画像提供:林久治
画像は本像台座の顕彰文

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