井上省三(荒川区)

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  1. 林 久治 -

    井上省三(荒川区)
    設置場所:東京都荒川区南千住6-27-7 官営千住製絨所跡
    建立日:1936年12月14日 除幕式
    建立者:井上省三記念事業(五十周忌)
    制作者:高須俊彦(井上省三の甥)
    画像提供:たぐってぃさん
    林久治⇒銅像探索記/f
    http://masaniwa.web.fc2.com/RW-207.pdf 
    設置経緯:井上省三(1845年11月14日-1886年12月14日)は「日本の毛織物工業の父」と呼ばれる。長門国厚狭郡宇津井村(現 下関市)の素封家・伯野家に生まれ、幼くして同郡厚狭村(現 山陽小野田市)の厚狭毛利家の家臣・井上家の養子となる。1868年、山口の兵学校で蘭学を学ぶ。やがて木戸孝允に才能を認められ、上京。1870年、ドイツのベルリンに留学。初めは兵学を学ぶが、国を強くするには産業の育成が必要だと考え直し、毛織物工場に職工として入って製絨技術(ラシャなどの毛織物を織る技術)を身に付ける。1875年に帰国。その後、内務省に出仕。このころ国は殖産興業政策の下で毛織物工場の建設を決定し、その準備を省三に命じる。省三は機械の購入などのため再びドイツへ。1877年、ドイツ人の妻を伴って帰国。1879年、東京に日本初の毛織物工場である官営の「千住製絨所」を開業させ、初代所長として日本の毛織物工業の発展の礎を築く。しかし病に倒れ、志半ばで1886年、満41歳で死亡。
    なお、1937年1月19日に、熱海海藏寺境内にて、本像と同鋳像の除幕式が行われた。また、井上省三の伝記は次のサイトで閲覧できます。
    https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1230182/62

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