佐野常民(港区)

設置場所:東京都港区芝大門1-1-3日本赤十字社 本社1階ロビー
制作者:高田博厚(1900-1987、石川県出身)
製作時期:1977年(日赤創立100周年記念)
画像提供:まるこさん、林久治⇒銅像探索記/f

画像提供:まるこさん
画像提供:林久治
設置経緯:日本赤十字社初代社長・佐野常民は1822(文政5)年12月28日、佐賀藩士下村充贇の五男として誕生し、のちに藩医佐野常徴の養子となりました。1867(慶応3)年のパリ万国博覧会に佐賀藩から派遣され、会場の赤十字館を見学したことが赤十字との最初の出会いでした。明治維新後は兵部省を経て工部省に出仕し、1873(明治6)年のウイーン万国博覧会に政府から派遣された折りに、再び赤十字館を見学し、その発展ぶりに感銘を受けました。また、1975(明治8)年に元老院議官に任命されました。1877(明治10)年に西南戦争が起こり、負傷者が続出しているとの報に接し、わが国においても赤十字と同じ救護組織を創ることを考え、大給恒(元老院議官)らと共に博愛社の設立に尽力しました。1887(明治20)年に博愛社が日本赤十字社と改称した時、初代社長に選ばれ、その後も社業の発展のため生涯を捧げました。1902年(明治35年)12月7日没、79歳。

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