長瀬伝三郎・徳太郎の父子(西区)

設置場所:大阪市西区新町1-1-17 長瀬産業大阪本社2階ロビー

画像提供:林 久治⇒銅像探索記/f

長瀬伝三郎翁寿像
建立時期:1936 年11 月、製作者:笹野恵三(1903-1978/79)
設置経緯(台座の銘文):長瀬社長(1867-1938)は三代長瀬小兵衛氏の長男として京都に生まれ、明治十一年若くして家督を相續し、父相伝来の家業を継承。専ら染料商として精励され業績の向上に伴い本店を大阪に移し、取扱商品の多角化を図り業者に率先して直接貿易を開始し、国内海外各地に営業拠点を設け大いに販路を拡張し、国内屈指の輸出入業者としての地位を確保され、大正十一年個人経営を改め株式会社長瀬商店を設立、その社長に就任し現在に及ぶ。昭和十二年二月古稀の寿齢を迎えられるに当たり社員一同この寿像を建立する。
長瀬徳太郎翁寿像
建立時期:1967 年9 月、製作者:菊池一雄(1908-1985)
設置経緯(台座の銘文):長瀬社長(1886-1972)は芝本半兵衛の二男として大阪市に生まれ、先代(長瀬伝三郎)の婿養子となる。明治三十七年大阪市立商業高等学校卒業、直ちに当社の前身長瀬商店に勤務して営業部門を担当し、同四十三年以来欧米諸国に在住すること十二年、海外取引の基礎を固め貿易増進を図り、大正六年当社設立の際取締役に選任され爾来常務専務を歴任して、昭和十三年二代社長の重職に就かれ現在に及ぶ。産業界に多年盡率貢献された功績によって昭和三十五年藍綬褒章を下賜され、同四十一年勲四等旭日小綬章授与の栄誉に浴された。八十一才の寿齢を迎えられるに当たり、長瀬産業株式会社はこの寿像を建立する。

Leave Comment