星の王子様(寄居町)

場所:寄居町 関越高速道路 寄居PA(上り)

フランスの作家サン=テグジュペリの児童向けの代表作「星の王子様(原題:Le Petit Prince)」に登場する王子。
サハラ砂漠に不時着をしてしまった語り部の飛行士が、ある小惑星から地球に来たという王子と出会うところから始まりますが、児童向け文学ながら子供の心を失ってしまった大人に向けての示唆に富んでいる物語です。

物語では、王子は自分の惑星にいた頃に 他の惑星からやってきた1輪のバラを大切に世話をしていましたが、ある時そのバラとケンカしたことをきっかけに王子は他の星と世界を旅に出ることになります。
地球に来た王子が地球でたくさんのバラが咲いているのを見つけます。

自分の星で大切にしていたバラがこの地球では、ありふれた存在であったことを知り悲しみます。物語中で重要なキーワードの1つである、バラの花が星の王子さまの像の周りに咲いています。

バラがありふれた存在であったことを知ってしまい悲しむ王子の前に「キツネ」が現われます。
悲しみを癒すために王子はキツネに友達になってほしいと頼みますが、キツネは、仲良くならないと友達にはなれないと答えます。 
「仲良くなる」とは、あるものを他の同じようなものとは違う特別なものだと考えることだと伝えます。それを聞いた王子は、たくさんの似たようなバラがあったとしても、自分が美しいと思い大切に育てていたバラが、やはり自分にとって大切な存在だったことに気づかれます。
星の王子さまの銅像の足元には、そのキツネ が寄り添っています。

高速関越道の寄居PA(上り線)は、「寄居:星の王子さまパーキングエリア」というパーキングエリアとしては珍しい南欧風の街並みのテーマパークとしてカップルに人気のスポットになっています。

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