雲崗俊徳と太田道灌(川越市)

場所:川越市 鯨井 長福寺

台座には「開山 雲崗俊徳禅師、 弟子 太田道灌公」と記されていました。


道灌公は、禅師に深く帰依し出家して「道灌」を名乗るようになります。
この銅像は、道灌公が禅師より嗣法を授かった様子を描写しているとのこと。
神妙な面持ちの道灌公の表情が伝わってくる銅像です。

道灌公が心酔するほどの雲崗俊徳禅師とは一体何者なのでしょうか?

越生町の龍穏寺の第5世住職で、永享元年(1428年)に開設されていた寺を永享8年(1436年)に完備し吉祥山:長福寺として開山。 
伝説では、越生の沼地で村人から恐れられていた悪龍を霊験により退治。悪龍の過去の悪行を断ち切り善龍に変えた霊力の持ち主とのこと。その逸話から寺は「龍穏寺」という名前になったとのこと。

ちなみに東京港区愛宕の青松寺は太田道灌が文明8年(1476年)に禅師を江戸に呼び創建したお寺です。

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