太田道灌(荒川区)

設置場所:東京都荒川区西日暮里2-19 JR日暮里駅東口ロータリー
制作者:橋本活道(北村西望の弟子で僧侶)
設置時期:1989年12月
寄贈者:東京荒川ライオンズクラブ創立25周年を記念
画像提供:ヒロ団長
林久治⇒銅像探索記/f

「回天一枝の像」と名付けられている

設置経緯:本像の傍に「回天一枝」と題する案内板がある。その内容は次の通りである。
「「回天一枝」橋本活道
道灌の「山吹の一枝」の故事にちなんで、それを契機に文の道に目覚めたという道灌が、まさに「回天」の勢いで文の道を極めていったことを表現しようと「回天一枝」という作品名を、作者の橋本氏と鈴木俊一元都知事がこの太田道灌騎馬像に命名いたしました。
ー山吹の里の伝説ー
若き日の太田道灌が狩りの道中で雨に遭い、一軒のあばら家に立ち寄り、蓑(みの)を借りようとしました。しかし、少女は無言で山吹の一枝を差し出し、道灌は怒って雨の中を帰りました。
その後家臣から、少女は「七重八重 花は咲けども山吹の 実のひとつだに なきぞ悲しき」という古歌によせて、蓑ひとつない貧しさを山吹に託したのでしょうと聞き、己の無学さを恥じ、歌道にも励むようになったと言われています。
    1989年 荒川ライオンズクラブ25周年記念 寄贈

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