岸清一(新宿区)

設置場所:東京都新宿区霞ヶ丘町4-8 日本オリンピックミュージアム正面エントランス
建立時期:1964年7月10日(東京都渋谷区神南1-1-1 岸記念体育会館)
現在地に移転:2019年5月16日除幕式
制作者:西田明史(1908-1999、島根県出身)
画像提供:飯坂陽治さん

林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:岸清一(1867-1933、松江市出身)像に併設の碑文より
岸清一先生は、本会創立者 嘉納治五郎初代会長の後を承け、二代目会長として、半生をわが国のスポーツ発展に捧げられ、偉大な業績をのこし、今日の基礎を確立した。
岸先生の遺志による寄附金をもって、昭和16年お茶の水駅前の、狂歌で名高い蜀山人終焉の地跡に、九千五百六十平方米の土地を求め、本会と傘下各競技団体の総合事務所として、「岸記念体育会館」を建設し、今日まで、わが国アマチュアスポーツの大本山として、重要な役割を果たして来た。
岸先生は、オリンピック東京大会招致が実現した暁には、大会運営の総本部を本会の事務所と同じ建物のうちに置くことを念願とされていたので、オリンピック東京大会の開催を機に、岸先生の遺志を体し、本会運営の利便をはかるため、由緒あるお茶の水の「岸記念体育会館」とその土地を二十五億円で売却して、東京大会の中心となるこの地に四千二百平方米余の土地を求め、新「岸記念体育会館」を建設した。残余の十億円は、本会の基本金百万円に加え、これを十億百万円とした。
日本アマチュアスポーツ育ての親、岸先生の偉業を偲び、新「岸記念体育会館」の落成に際し、この像を建立する。
昭和39年7月10日 財団法人 日本体育協会

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