永谷宗円(綴喜郡宇治田原町)

場所:綴喜郡宇治田原町郷之口紫坊、㈱宇治田原製茶場・前庭
画像提供: デビール☆マンさん

日本煎茶の祖とされる。1680年宇治田原町生まれ。
彼はこの辺りで茶業を営みながら、15年かけてお茶の製法を研究し、1738年色・味・香りに優れた緑色のお茶を生み出す。
江戸時代に庶民にお茶が広まりましたが、庶民が口にできたお茶は香りも味も粗末な茶色いお茶だったようです。
宗円は江戸に出て茶商山本嘉兵衛(後の山本山)を通じて販売すると、たちまち大流行。
彼はこの製法を独占することなく、多くの人に教えたので全国へと広まり、今私達がお茶を楽しめるのです。
この製法は「青製煎茶製法」と呼ばれ、現在の日本緑茶製法の礎となりました。
宗円は安永7年(1778年)に98歳で天寿を全うします。
宗円の直系の子孫の一人(10代後)である永谷嘉男は東京で、あの有名な「永谷園」を創業しました。

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