小金井良精(文京区・東大)

設置場所:東京都文京区本郷7-3-1 東大医学部2号館3階ホール
制作者:堀進二
制作時期:1937年7月
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

座主略歴:小金井良精(こがねい よしきよ、1858-1944)は解剖学教室の二代教授。新潟県長岡に生まれ、1880年、東京大学を卒業するとすぐにドイツに留学、解剖学および組織学を学んだ。85年の帰国後は、骨格を中心に日本人の人類学的研究を進めた。86年、東京帝国大学医科大学の発足とともに教授となった。田口和美教授没後、第一講座を担任し、1921年に退官した。
制作者略歴:堀進二(1890-1978)は太平洋画会、文展、帝展、日展で活躍した彫刻家。東京に生まれ、太平洋画会研究所に入り、新海竹太郎に師事した。このころ、中原悌二郎や中村葬ら新宿中村屋の芸術家グループと交わる。のちに中村舞の肖像彫刻を制作した。1911年以後、文展、帝展に出品を続けた。東大工学部建築学科で、非常勤講師として、新海竹太郎のあとを受け、28年から47年まで、さらに56年から59年まで彫塑の講義を受け持った。東大の肖像彫刻を数多く制作している。
設置場所:東京都文京区本郷7-3-1 東大医学部2号館3階ホール

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