大隈重信(早稲田キャンパス)

設置場所:東京都新宿区戸塚町1-104 早大大隈講堂北側回廊
制作者:小倉惣次郎(1843-1913)、鋳造:鈴木長吉(1848-1919)
設置時期:1907年、早大中央広場に設置
移設時期:1932年、現在の位置に移設
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯: 戦前、4像の大隈重信立像が制作されたが、現存しているのは3像である。初代像(本像)は大礼服姿で、東京専門学校開校25周年と、大隈の古希を記念して、1907年に大学中央広場(当時)に設置された。銅像自体は1903年1月に完成している。本像に対して、「権威や権力ではなく、『民衆政治家』大隈重信こそ記念されるべきであり、その銅像も勲一等伯爵を象徴する大礼服ではなく、『大平民』としての大隈をイメージさせるものでなければならない」との批判は根強く存在した。初代像(本像)設置から25年後の1932年に3代像(現在の平服姿)が制作され、大学正門奥に設置された。初代像はキャンパスから姿を消し、大隈講堂の北側回廊に移設され現在に至る。なお、2代像は現存せず、4代像は国会議事堂に設置されている。
設置場所:東京都新宿区戸塚町1-104 早大大隈講堂

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