By 林 久治2022年11月9日Category: 00.乱歩(林久治), 13.東京都の銅像, 23区:城北, 荒川区Tags: キリシタン, 外人 設置場所:東京都荒川区荒川3-11-1 カトリック三河島教会玄関前制作者:不明寄贈日:2009年11月7日 ドン・ボスコ保育園75周年寄贈者;白澤美代子画像提供:林久治⇒銅像探索記/f 設置経緯:ヨハネ・ボスコ(1815年8月16日-1888年1月31日)は、イタリア・ピエモンテ州の生まれ。1835年から1841年までキエリの大神学校で哲学、神学を学んだ後、1841年、当時のサルデーニャ王国の首都トリノで司祭に叙階された(ドンはイタリア語で司祭への敬称)。19世紀後半のイタリア統一運動と産業革命の中で青少年たちが放置される現実に直面し、もっとも貧しい青少年たちのために生涯を捧げることを決意し、1859年にサレジオ会を設立。1934年に列聖。現在、サレジオ会の本部はローマにあり、ドン・ボスコの理想を引き継いで世界中で青少年教育活動を行っている。カトリック三河島教会にはドン・ボスコ保育園、ドン・ボスコ子育てセンターがあり、ボーイスカウト荒川2団、ガールスカウト東京108団、そして教会学校と青少年の活躍が目立つ。地元では教会と言うよりは「ドン・ボスコ」の名で親しまれている。1933年、東京大司教のシャンボン(1875-1948)は、サレジオ会に東京の三河島地区に教会を作ることを依頼した。当時、三河島周辺には教会は無く、浅草、本所、本郷が一番近い教会であった。この三河島地区には町工場が多く、小さい家にはたくさんの子供たちがいた。青少年の教育をモットーとするサレジオ会にとって願ってもない働き場であった。シャンボン大司教はサレジオ会の精神に従って自由に会員が働けるように配慮した。教会と同じ敷地にあるドン・ボスコ保育園は、1934年4月1日に開園した。