森鴎外(新宿区)

設置場所:東京都新宿区戸山1丁目21-1 国立国際医療研究センター病院中央棟1階総合案内横
設置時期:2018年12月3日 除幕式 創立150周年記念
制作者:喜多敏勝(1954年、高岡市生まれ)
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:本像台座正面の銘文より
1862(文久2)年2月17日(旧暦1月19日)津和野藩(現島根県鹿足郡津和野町)の御典医を務める森家の長男として出生、幼少の頃より秀才の誉れ高く、1881(明治14)年7月19歳で東京大学医学部を卒業、同年12月陸軍軍医副としてNCGMの前身である東京陸軍病院に勤務した。
1884(明治17)年軍陣衛生学の調査・研究のためドイツに留学、1887(明治20)年北里柴三郎と共にロベルト・コッホに師事、ベルリン大学衛生研究所で学んだ。
1888(明治21)年帰国後、陸軍軍医学校教官、同校長などの要職を経て、1907(明治40)年軍医最高位である陸軍軍医総監・陸軍省医務局長に就任した。衛生学者としての数々の業績を残す一方、「舞姫」「鴈」「高瀬舟」などの小説を次々と発表、明治を代表する大文豪として名声を博した。
1922(大正11)年7月9日結核による萎縮腎にて死亡。留学中、第4回万国赤十字総会に日本代表団として出席し堪能なドイツ語で答弁、若き日より海外で活躍したその姿はNCGMの基本理念に脈々と受け継がれている。ここに創立150周年を記念し「特別名誉総長」の称号を授与、その功績を永く後世に伝えるためこの銅像を建立した。
2018(平成30)年12月3日
NCGM国立国際医療研究センター理事長 國土典宏

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