本間一夫(新宿区)

設置場所:東京都新宿区高田馬場1‐23‐4 日本点字図書館3階
設置時期:2003年11月15日
設置者:日本点字図書館
制作者:立体写真像 代表者盛岡公彦
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:本間一夫氏(1915.10.7-2003.8.1)は、北海道に生まれた。実家は造酒屋やニシン漁の網元を兼ねる地元の豪商であった。5歳の時、脳膜炎により失明。やがて函館盲唖院に入学する。函館盲唖院時代、本間氏は点字に出会うとともに、イギリス・ロンドンにある点字図書館の存在を知る。やがて、本間氏は点字図書館事業を決意する。(当時、日本に点字図書館はありませんでした。)1940年、本間氏は東京都豊島区の借家に「日本盲人図書館」を創立。点字図書700冊からスタートさせた。翌年、図書館は淀橋区諏訪町(現・新宿区高田馬場)の本間家宅地に移転。やがて古今東西の名著が次々に点字図書となって蔵書に加わり、1943年、日本初の木造2階建ての専門の点字図書館が完成した。しかし、太平洋戦争末期、この図書館は空襲により焼失した。1948年、東京の焼け跡に点字図書館が再建された。このとき、「日本点字図書館」と改名されている。

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