里見達雄(板橋区)

設置場所:板橋区前野町5-14-1 淑徳中学校・高等学校 事務室受付前
制作者:志田達三
設置時期:1971年盛夏
追悼文:1972年6月17日 長谷川よし子(長谷川良信の妻)の書
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:里見達雄(たつゆう、1895-1972.4.30)先生は、近代浄土宗宗政家として活躍し教育界にも大きな足跡を残した。渡辺海旭門下。宗門功労者。1917年に宗教大学卒業後、仏典研究に専念、ついで東京浅草保元寺住職(中興以後三一世)となる。1932年に浄土宗庶務部長を経て、1938年に浄土宗宗務総長に就任。戦後は日本宗教連盟理事長・福祉法人東京養老院理事長として宗外、社会に向けての活動に邁進した。1952年には増上寺顧問、学校法人大乗淑徳学園理事兼淑徳本校校長として教育に心血を注ぎ、のち短期大学学長も兼ねた。1963年に椎尾弁匡法主の懇請を受け増上寺執事長に就任、現在の大殿復興に尽瘁、立柱式を成満するも、完成直前に入寂した。著書に『仏教道徳経集』『法華三部経』等の和訳論攷がある。

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