野尻興顕・徹の父子(豊島区)

設置場所:豊島区西池袋 3-5-19 専門学校舞台芸術学院玄関 受付横
制作者:興顕像(小林章作)、 徹像(北村西望作)
制作時期:興顕像(1938年)、 徹像(1948年)
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:野尻徹(向かって左、1921?-1948.1.7)は興顕の次男。早稲田大学で演劇を学び、太平洋戦争に学徒兵として招集されるが、1945年8月終戦とともに復員。ただちに豊島区西池袋に「スタジオ・デ・ザール」を設立。戦後演劇の第一線で活躍したが、1948年1月、26才で早逝。父・野尻興顕(よしあき、向って右、1885.5.17〜1960.3.22)は山形県生まれの医師。東京豊島区に野尻医院を開設し、産制運動を通じて社会運動家に多くの知己を持つ。徹の遺志を生かそうと敗戦後3年という廃墟の中から、1948年9月同地に私財を投じて日本で初めての演劇・舞台俳優を専門的に教育する舞台芸術学院を創設した。

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