桜井敬徳(大津市)

設置場所:滋賀県大津市園城寺町246 法明院境内
制作者:竹内久一(1857-1916)、制作時期:1897 年
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:桜井敬徳師(1834-1885)は尾張の生まれで、十歳で出家し、1861 年に9 代・法明院住職となる。1880 年、伝導灌頂を受け阿闍利となる。1883 年、奈良・東大寺戒壇院で農商務省博物館長・町田久成に円頓菩薩戒を授けた。1885 年、フェノロサ、ビゲロー、米海軍士官・ウッズに菩薩戒を授けた。
フェノロサの墓: 桜井敬徳師の銅像の奥に、フェノロサ(ErnestFrancisco Fenollosa、1853.2.18-1908.9.21)の墓がある。フェノロサはアメリカの哲学者、1878年に招かれて来日し、東京大学で哲学などを講じたかたわら日本美術に関心を持ち、とくに日本の美術の真価をアメリカ、ヨーロッパに紹介し、その啓発につとめた。岡倉天心とともにその振興に貢献し日本美術の恩人ともいわれている。博士は1885年に景勝をこよなく愛した法明院で会得受戒し、法名を諦信という。帰国後ボストン美術館東洋部長としてその紹介につとめたが、1908年に死没。その遺言によってこの地に葬られた。同院には生前愛用した天体望遠鏡、地球儀、テーブルなどが保存されている。また、隣りには博士の親友ハーバード大学のビゲロ博士の墓もある。

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