鳩山和夫・春子夫妻(文京区)

設置場所:東京都文京区音羽1—7-1 鳩山会館庭園
制作者:朝倉文夫(1883 – 1964)
除幕式:1931年4月3日
画像提供:ヒロ団長
林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:鳩山和夫(1856年4月3日- 1911年10月3日)は、日本の政治家、法律家。鳩山春子(1861年5月2日 – 1938年7月12日)は、日本の教育者、共立女子大学創立者の一人。御夫妻の略歴は次の通りである。
鳩山和夫は、武蔵国江戸虎門(現:東京都港区虎ノ門)に美作勝山藩の藩士・鳩山十右衛門博房、喜久子の四男として生まれる。1875年、開成学校(のち東京大学)を卒業する。第1回留学生に選ばれ、米国へ留学。コロンビア大学で法学士(Bachelor of Laws)を修得する。1880年、イェール大学大学院でM.L.及びD.C.L修得する。帰国後、代言人(弁護士)、東京代言人組合会長、東京帝国大学講師等を歴任した。1885年、外務省入省。外務省書記官、取締局長、東京帝国大学教授に就任。1888年、法学博士の学位を受ける(日本最初の法学博士号)。1890年、東京専門学校(のち早稲田大学)校長に就任。秋頃、小石川区音羽町(現:文京区音羽)に居を移す。1894年、第3回衆議院議員総選挙に東京府第9区より当選。1896年、衆議院議長に就任。1902年、東京専門学校が早稲田大学となり、早稲田大学校長。
鳩山春子は、信濃国松本藩士・渡辺幸右衛門(多賀努)と賢子の五女として長野県松本市に生まれる。1874年、竹橋女学校に入学する。1877年、竹橋女学校の廃止につき、新設の東京女子師範学校別科英学科に入学する。1878年、東京女子師範学校別科英学科を卒業、同年、東京女子師範学校師範科本科に入学する。1881年、お茶の水東京女子師範学校を卒業する。1881年11月16日、鳩山和夫と結婚する。1884年、東京女子師範学校御用掛拝命。1886年、宮川保全と共に共立女子職業学校(共立女子学園)の創立に参加し、本務の傍ら教授職も務める。1922年、共立女子職業学校第6代校長となる。

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