場所:八王子市 信松院
画像提供:城月さん
松姫は1561年(永禄4年)武田信玄の四女として生まれた。あたかも宿敵上杉謙信との最大の激突だった第四次川中島の戦いの最中でした。
1582年(天正10年)松姫21歳の時に織田信長により武田家を継いだ兄・武田勝頼が滅びます。
松姫も甲斐を脱出し、同盟者の北条氏を頼り逃避行をする。そして幾多の難関の末に、武蔵国横山宿(八王子)の恩方村の「金照庵」という小庵に辿り着きました。
銅像はこの時の逃避行の様子を表しており「松姫東下の像」と題されています。
曹洞宗の名刹心源院に随翁舜悦卜山和尚(勅賜仏国普照禅師)を訪れ、禅師の下で剃髪し仏門に入る。
法名を信松禅尼と称した。
1590年(天正18年)に自らの庵を持つべく構えたのが現在の信松院です。
逃避行の末に辿り着いた庵「金照庵」の名称が付いたカフェがあります。