与謝蕪村(都島区)

設置場所:大阪市都島区大東町1-4-13 のとや呉服店・店頭
画像提供:林 久治⇒銅像探索記/f
設置経緯:FRP像。与謝 蕪村(よさ ぶそん、1716-1784)は、当地近くの摂津国東成郡毛馬村(けまむら、現・大阪市都島区毛馬町)に生まれた。「蕪村通り商店街」は2006年に、「与謝蕪村の生誕地であることを誇りにしていこう。多くの人に知ってもらおう」との思いから「大東商店街」から名前を変更。蕪村通り商店街の中ほどにある呉服店「のとや」には、多くの人の寄付で作られた「与謝蕪村の像」があります。20歳でこの地域から江戸に出た頃のりりしい姿をイメージして作られました。
蕪村の句碑と誕生地の碑:明治時代の淀川改修工事により、蕪村誕生地は現在、淀川が流れている。毛馬閘門近くの淀川堤防上に、蕪村の句碑と生誕地の碑がある。句碑には有名な「春風馬堤曲」の中の「春風や 堤長うして 家遠し」の句が、蕪村の自筆を拡大して刻まれている。かつてこの句を刻んだ小さな碑が近くに建てられていたが、淀川改修工事で一時的に取り除かざるを得なくなった。淀川改修百周年記念事業の一つとして、句碑の復活が取り上げられ、地元では有志による蕪村顕彰碑保存会が結成され、建設省(当時)・大阪府・大阪市に働きかけ、この四者の協力により昭和53年2月、現在の堂々とした立派な句碑が建立されたのである。初代の句碑は昭和28年にやはり地元の有志によって設置されていたもので、今は国土交通省毛馬出張所敷地内の桜の木の下にひっそりと置かれている。生誕地の碑は昭和54年3月大阪市が建てている。

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