場所:行方市浜 東福寺
画像提供:NANAKOさん
弥作は貧しい家に生まれた。
父は弥作が十歳のころに亡くなり、母は病弱だった。
性格 は純情で母親をとても大切にしていた。
母親は体が弱く、立ったり座ったりが不自由であった。
弥作は、田畑へ野良仕事に行くときには必ず背負って行動を共にしていた。
また、おにぎりを半分残して持ち帰り母に食べさせたり、寒い夜は自分の服を脱いでかけ るなど 、弥作の孝行は、年ごとに世間に広まり感心させていった。
この孝行の様子が徳川光圀公の耳に届き、金十両が与えられた。
明治時代には、明治天皇が編成した「幼学 綱要」という道徳の副読本に掲載され、その名が全国的に広まった 。