安井誠一郎

設置場所:東京都台東区上野公園5-45 東京文化会館前庭
制作者:北村西望
制作時期:1966年5月
画像提供:ヒロ団長、林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:安井誠一郎(1891-1962)は岡山県出身。第6・8代東京都長官、初-3代東京都知事を歴任。

本像台座の碑文には以下の記載あり。
正三位勲一等 東京都名誉区民 安井誠一郎君
昭和乙酉の戦災に逢い灰燼に帰した東京 今や殷賑を極め無限に膨張発展してやまない東京 この東京を語る時 われわれは常に君を憶い出さずにはいられない 君は岡山懸の生まれ 東京帝国大学卒業後官界に入り要職を歴任したが 終戦直後東京都長官に任じられ さらに昭和二十二年以来実に十二年の長きに渡って 公選知事をつとめられた 首都圏構想の樹立 太平洋市長会議の実現 オリンピック東京大会の招致などの業績は数えきれないが 就中 廃墟と化した首都東京を 敗戦後の想像を絶する苦難の中で 見事復興させた努力と才腕と誠意とは 永えに忘れることができない いま、君が生前最後の偉業となった東京文化会館の一隅に この像を建て君の偉業を偲び 永く記念するは都民の心である
昭和四十一年五月 東京都知事 東龍太郎撰並書

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