場所:郡山市 開成山公園
建立年月日:
原型師:三坂耿一郎
開拓者の群像(左から中條政恒、大久保利通、ファン・ドールン)
群像の立つ広場の手前にある石碑の原文をそのまま掲載します。
「安積原野の開拓はこの地より創まる」
「かつて奥州路の小宿駅に過ぎなかった郡山は、明治の初期、
この地の富商らが結成した開成社と、士族授産を目的とした明治政府直轄の大規模開拓により、太古以来の安積原野がことごとく開拓された。さらに明治十五年、有史以来初めて猪苗代湖水をこの原野に東注した安積疏水の完成は、今日の郡山市発展の原動力となった。
われらは、この地に開拓精神発揚のシンボルとして、「開拓者の群像」を設置し、先人に感謝しその偉業をたたえ、これを後世に伝えるものである。
1992年10月 郡山市」
大久保利通
なぜ薩摩出身の大久保利通の銅像が福島にあるのか?
明治維新後、武士の救済と新産業による近代化を進めるため、安積地方の開拓を推進していたとのこと。
大久保は志半ばでこの世を去ったが、彼の想いは現在の郡山の発展で報われたのであろうか・・・・。と想いを馳せる銅像である
中條政恒
安積開拓の現地総責任者。
ファン・ドールン
明治時代のお雇い外国人。 日本で河川・港湾の整備計画を立て、オランダ人土木技師のリーダーを務めた。安積開拓は彼の設計により計画されたもの。