設置場所：大阪府池田市石橋3-3-18 がんこ池田石橋苑庭園 建立時期、製作者は不明 画像提供：林 久治⇒銅像探索記/f
設置経緯：中井梅太郎氏（1901-1966）は、大正８年１月（1919 年）土木建築業を創業（現・中井エンジニアリング株式会社）。同社は北摂地区の土木建築請負を行っていたが、のちに京阪神急行電鉄（株）および浪速瓦斯（株）（後に大阪ガス（株）と合併）の請負工事を行う。現在の社員は 420 名、協力会社は約 200 社（従業員約 1050 名）である。中井氏は 1964 年に、氏の所有地内に「日の丸展望台」を建設。竣工披露式典は同年 5 月 16 日、灘尾文部大臣、船田衆議院議長、左藤大阪府知事をはじめ、在阪の政財界の代表者ら 500 名余りを招いて盛大に行われた。中井氏は 2 年後の 1966 年 6月に 65 歳で死去。故人の遺志により日の丸展望台と周辺の土地 1,300 平方米が池田市に寄贈された。 「能勢街道」と「山崎街道」が交わる辺りは、小さな川であったとされます。そこに架かった一枚石の橋にちなみ、「石橋村」と名付けられた当地は、 宿場町として栄えていた、と伝えられております。北摂の土木建築を支え、地域に貢献した中井氏の邸宅が、2014年12月に「がんこ池田石橋苑」として、新しく生まれ変わりました。本苑の庭園の奥に、中井夫妻の銅像が設置されています。