政夫と民子(山武市)

設置場所:千葉県山武市殿台264 伊藤左千夫記念公園
原画:中村不折(1866-1943):1906年4月5日刊行の小説「野菊の墓」の口絵
制作者:竹田光幸(1943-):多摩美術大学教授
設置時期:1991年3月25日
旧画像提供:まるこさん(「旧・日本の銅像ギャラリ-」の千葉県南部欄)
現画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:小説「野菊の墓」の主人公の政夫(左)と民子(右)の像。本小説の作者・伊藤左千夫(いとう・さちお、本名:伊藤幸次郎、1864年9月18日- 1913年7月30日)は、上総国武射郡殿台村(現:千葉県山武市殿台)の農家出身。
本像の碑文には、以下の記載がある。
「野菊の墓」は明治三十九年(1906)一月の「ホトトギス」に載った左千夫の処女小説である。舞台となったところは松戸の矢切であるが、斎藤家の家の様子や椎森、田園風景、茄子畑などには、成東町殿台生家およびその周辺の自然の情趣が生かされている。政夫と民子の悲恋のこの物語は、牧歌的ななかに悲しくも美しい人間像として描かれている。夏目漱石は「『野菊の墓』は名品です。自然で淡泊で、可哀想で、美くしくて、野趣があって結構です。あんな小説なら何百編読んでもよろしい」と賛辞を送っている。左千夫は野菊を好んで庭に植えて愛し、茅場町自宅を「野菊の墓」と呼んだ。
平成三年三月二十五日 碑陰文:日本大学教授・永塚巧 建碑:成東町
設置場所:千葉県山武市殿台264 伊藤左千夫記念公園

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