設置場所：千葉県松戸市松戸1842 宝光院境内
題字：中村素堂（1901-1982）筆の「明治千字文」「折手本」より集字
彫刻：南部祥雲（1947—）：富山県高岡市日本画府専務理事
鋳造：山本 勲
仕上：京田政春
着色：橋本 貢
石工：小杉孝行：千葉県流山市小杉石材店
監修：百々茂貫（どど・しげつら）：日本画院同人
設置時期：1992年7月
画像提供：林久治⇒銅像探索記/f
興教大師御尊像造立奉安趣意文
真言宗中興の祖、興教大師・覚鑁上人は、嘉保二年（一〇九五）六月十七日、九州は肥前國藤津庄（現在の佐賀県鹿島市）で誕生せられ、幼名を彌千歳丸と名付けられた。十三歳にして京都御室仁和寺の寛助大僧正の門に入り出家す。二十歳の時、高野山に登り、修行練行の末、ついに覚りを得た。上人は、高野山の衰微を嘆き、其の復興に尽力す。すなわち、大傳法院を建立し、傳法會を再興された。弘法大師の真言教学を発展せられ、真義教学を樹立。金剛峯寺座主に就任するも、旧来の衆徒の反撥を招き、根来山に写る。康治二年（一一四三）十二月十二日、根来山円明寺にて入滅された。世寿四十九歳。元禄三年（一六九〇）、東山天皇より、興教大師の諡号を賜る。
平成四年（一九九二）、興教大師八百五十年御遠忌に際して、上人の御遺徳顕彰のため。ここに御尊像を建立奉安するものである。合掌
平成四年七月吉祥日
梅牛山 宝光院 檀信徒一同 檀信徒総代 立澤淳三 住職 栗山明憲
