設置場所:東京都港区西新橋1—20-3 虎ノ門法曹ビル前
制作者:堤 直美(1950- )、静岡県出身、日展評議員
設置時期:2006年3月3日 虎ノ門法曹ビル竣工記念
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f


テミス像
テミスは、ギリシャ神話にみる法と正義を司る女神です。右手の天秤は法の理念である「公平」を、左手の剣は正義を実現する「力」を表しています。
テミス像は、国内外の法律や裁判関係の建物に見られますが、制作者の意図により、天秤と剣を左右に持ち替えたり、剣先を上に向けたり、外見ではなく心の目で見ることを強調して、目隠しをしたものなどがあります。
日本の最高裁判所にあるものは、右手で剣を突き上げ、左手に天秤を持っています。
このテミス像は、虎ノ門法曹ビルの落成を記念し、法曹の使命と法の理念を象徴するものとして、これにふさわしい表現を追求し、日展評議員堤直美氏に彫刻を委嘱して制作されたものです。
2006年3月3日 株式会社 虎ノ門法曹ビル 代表取締役 千賀修一

千賀 修一(1943年9月6日 – )氏は、弁護士・税理士。弁護士法人TLEO虎ノ門法律経済事務所代表弁護士。愛知県愛西市出身。不動産取引・建築・都市再開発を得意としている。中央大学の真法会で同会の理事長(後に会長)であった弁護士向江璋悦氏(当時司法試験受験指導の神様といわれていた)から学問に国境はない、先輩から受けた恩は後輩に返せという指導を受け、司法試験に合格。1973年赤坂1丁目再開発事業のとりまとめを受任し望外の報酬が入ったので後進のため虎ノ門司法研究室を設立し、ボランティアで司法試験受験生の指導を開始。2002年株式会社西新橋一丁目共同ビル建設組合(株式会社虎ノ門法曹ビル)を設立し、2006年3月国内で弁護士ビルとして最も規模の大きい虎ノ門法曹ビルを等価交換方式により竣工させた。同ビル竣工と同時に法律事務所名を虎ノ門総合法律経済事務所と変更し、共同事務所体制とした。同事務所は、弁護士・公認会計士・税理士・司法書士・土地家屋調査士・社会保険労務士・行政書士が所属するワンストップ型の総合法律事務所としてはわが国最大規模である。

