マハトマ・ガンジー(江戸川区)

設置場所:東京都江戸川区西葛西8丁目 新田6号公園
制作者:ナレシュ・クマワット(インド人彫刻家)
除幕式:2024年7月28日
寄贈者:インド政府インド文化関係評議会(ICCR)
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:インド政府は、国内最多のインド人が暮らす江戸川区に、平和と非暴力の普遍的なシンボルとして世界的に知られる「マハトマ・ガンジー」の胸像を寄贈しました。区内在住の外国人は45,258人で、インド人は中国人(16,669人)に次いで2番目に多い7,213人が暮らしています。その数は全国の市区町村で最多であり、都内のインド人17,537人の約40パーセントにあたります。コンピュータの不具合が生じる「2000年問題」に対応するため、インドからシステムエンジニアが来日。IT関連企業が集まる都心のオフィス街にアクセスの良い西葛西周辺に居住し始めたことがきっかけと言われています。その後、インドの食材店やインターナショナルスクールがつくられ、コミュニティが形成されました。ガンジーの胸像が設置された「新田6号公園」では毎年、インドの伝統的な祭典「ディワリフェスタ西葛西」が開催され、インドの食文化や伝統芸能が披露されるなど、地域住民らによる交流の輪が広がっています。
本像前の碑文に、以下の記載がある。
マハトマ・ガンデイー 1868-1948
インドで『マハトマ』(偉大な魂)、または『バップー』という愛称でしたしまれているモハンダス・カラムチャンド・ガンデイーは、インド建国の父です。ガンデイーはその生涯をかけ、真実と非暴力を実践しました。ガンデイーの思想はその後、世界で何百万もの人々に勇気を与えました。
2024年7月28日に、インド外務省のS.ジャイシャンカル外務大臣がマハトマ・ガンデイー像の除幕式を執り行いました。
インド人彫刻家ナレシュ・クマワット氏が制作したこの銅製の胸像は、友好と親善の証として、インド政府インド文化関係評議会(ICCR)から江戸川区に贈呈される運びになりました。
設置場所:東京都江戸川区西葛西8丁目 新田6号公園

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