舜悦卜山(八王子市)

設置場所:東京都八王子市楢原町971 養護老人ホーム樽の里 庭園
制作者:不明
設置時期:不明
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

舜悦卜山禅師(1507年-1626年10月26日)は八王子の楢原村で農女の私生児として誕生。名は「随翁舜悦」、号が「卜山」。13歳で出家し、山田の廣園寺で臨済禅を学び、越前の永平寺でも曹洞禅の修行をされました。その後、恩方の心源院や遠江石雲院の住職を務めましたが、学徳の高いことで小田原の北條氏照の帰依を受け、正親町天皇から「仏国普照禅師」の照号と紫衣を賜りました。また、多くの寺院の開創にかかわりました。武田信玄の娘の阿松は舜悦大和尚に養われましたが、剃髪して信松禅尼と称し一生を終えました。和尚は、身の丈7尺(つまり2m超)。120才まで長寿、実に法職にいらしたのは、107年間!
設置経緯:本像横の石碑には、以下の記載がある。
卜山禅師頌徳碑
多摩出身、最大の偉人
勅賜佛國普照禅師ここに生る
 百姓娘の私生児より身を起し 粉骨碎身、禅門の豪傑となり 
 関東の太守、北條氏康氏照親子・氏政兄弟の領主、領民の師と仰がる
多摩の各地を開発、幾多の寺をたて 「八王子」を祀って、これより地名起る
 不老長壽 弟子百萬 東西奔走 百二十歳
此地 今は、多摩養老院となり 保育園開き 診療所建つ
郷黨の幼児たち育成の揺籃となり 寄辺なき幾百の老人長生の楽園となる
 偉なる哉 聖教の道 大なる哉 師の遺徳
設置場所:東京都八王子市楢原町971 養護老人ホーム樽の里 庭園

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