市村清(大田区)

設置場所:東京都大田区中馬込 1-3-6 リコー大森本社玄関前庭
建立時期:1969 年 12 月 16 日(一周忌に社員の募金で建立)
制作者:古賀忠雄(1903-1979、佐賀市出身、東京美術学校卒)
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:市村清氏(1900-1968)は佐賀県三養基郡北茂安村(現・みやき町)出身。佐賀中学、中央大学を経済的理由で中退。1929 年、縁あって理化学研究所(理研)が開発した陽画感光紙の九州総代理店の権利を譲り受け、たちまち業績拡大に成功。これが後のリコーとなる。1942 年には理研産業団より独立。リコー三愛グループはじめ二百数十社を起業。高度成長期のスター経営者、別名「経営の神様」と言われ、東急の五島昇、ソニーの盛田昭夫はじめ、「市村学校」に通って学んだ上場企業の経営者は数多い。亡くなる直前に財団法人(現・公益財団法人)新技術開発財団の設立認可が下り、同財団では市村の遺志を継ぎ、科学技術の分野で学術、産業の発展に貢献した個人・団体を表彰する市村賞を運営している。

Leave Comment