風の又三郎(伏見区)

設置場所:京都市伏見区竹田鳥羽殿町6 京セラ株式会社本社前広場
制作者:中村晋也(1926 – ):鹿児島大学名誉教授、文化勲章受章者
制作時期:1993年
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:「風の又三郎」は、宮沢賢治(1896 – 1933)の同名の短編小説の主人公。 本短編は、賢治の死の翌年(1934年)に発表された。谷川の岸の小さな小学校に、ある風の強い日、不思議な少年が転校してくる。少年は地元の子供たちに風の神の子ではないかという疑念とともに受け入れられ、さまざまな刺激的行動の末に去っていく。その間の村の子供たちの心象風景を現実と幻想の交錯として描いた物語。
1998年の京セラ新本社建設に際して、ロビーや公開空地に彫刻作品を展示することが計画された。本像はこれらの作品群の一つで、京セラ創業者・稲盛和夫の母校鹿児島大学で教鞭をとられていた中村晋也教授(現代具象彫刻の第一人者)の作品である。
設置場所:京都市伏見区竹田鳥羽殿町6 京セラ株式会社本社前広場

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