遠藤隆吉(豊島区)

設置場所:東京都豊島区上池袋1-21-1 巣鴨中学校・高等学校の校庭
制作者:本像背面にサインがあるが、解読不能
建立時期:1954年11月25日
寄贈者:遠藤隆吉先生胸像建設の会
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:遠藤隆吉(えんどう・りゅうきち、1874年10月2日 – 1946年2月5日)は、日本の思想家、社会学者、教育者。私立巣鴨学園の創設者である。1874年、前橋藩士族遠藤千次郎・はる夫妻の長男として現在の群馬県前橋市神明町で生まれた。1892年、群馬県尋常中学校(現・群馬県立前橋高等学校)を卒業。第一高等学校で学び、1896年に卒業。東京帝国大学文科大学哲学科に進んで、1899年に卒業。翌1900年、東京高等師範学校講師に就任。しかし、遠藤隆吉は徹底した実学主義であり、官僚を嫌っていた。東京高等師範学校が教授として迎えようとした時「私は官学に行くつもりはない」と言って断ったという。1910年5月、私塾「巣園学舎」を設立。自らが理想とする教育理念「硬教育」による英才教育を唱え、文武の鍛錬と人格陶冶の実践の場とした。そのため、当時の私学創設は一般に大財閥などからの寄付等で設立されることが多かったが、遠藤隆吉は個人の私財を投じて学園を創設した。1922年4月、旧制巣鴨中学校を創立。六女・遠藤幸(まさ)の婿・堀内政三は、1956~2007年の51年間、巣鴨学園の第4代校長であった。
巣園遠藤先生遺訓
教育要在知人之大 令人知其所以大者 亦接人之第一義也
竹内水哉
上記の遺訓の読み方は次の通りである。
教育の要は、人の大なるを知り、
人をしてその大なる所以の者を知らしむるにあり。
亦人に接するの第一義なり。
設置場所:東京都豊島区上池袋1-21-1 巣鴨中学校・高等学校の校庭

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