八代亜紀(品川区)

設置場所:東京都品川区西五反田4-12-1 臥龍山 安養院
制作者:堤直美(1950年、静岡県西伊豆町生まれ。武蔵野美術大学卒業。)
除幕式:2024年12月19日 1周忌
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:2023年12月30日に亡くなった歌手・八代亜紀さん(1950年8月29日 – 2023年12月30日)の等身大の銅像が東京・西五反田の安養院に建立され、24年12月19日、一周忌に合わせて除幕式が行われた。銅像は、「雨の慕情」を歌う姿を模したもので、八代さんと生前に親交のあった彫刻家の堤直美氏が手掛けた。像のそばには、八代さんの生涯や、銅像制作の協力者の名前を刻んだ碑。さらに、23年まで八代さんが所有していた箱根のアトリエ敷地内に設置されていた石のモニュメントも移設された。石には、直筆の「遠まわりでも つまずきながらでも ひとすじに生きる それがすばらしき人生」という言葉が刻まれている。
八代像と石のモニュメント
石のモニュメントの彫文。
(表面)遠まわりでも つまずきながらでも ひとすじに生きる それがすばらしき人生 八代亜紀
(裏面)歌姫弁財天 奉祝記念 平成四年七月吉日建立 八代亜紀
本像に向かって左側のパネル。それには、次のように記載されている。
八代亜紀 Yashiro Aki
1971年 歌手デビュー
1973年に出世作「なみだ恋」を発売。その後、「愛の終着駅」「もう一度逢いたい」「おんな港町」「舟歌」等、数々のヒット曲を発売し、1980年には「雨の慕情」で第22回日本レコード大賞・大賞を受賞。
レコード・CDの総売上枚数は、女性演歌歌手で1位の記録を保持している。(2024年現在)また、絵画の世界でも活動し、画家の登竜門とも言われる世界最古の美術展フランスの「ル・サロン」で5年連続で入賞を果たし、2002年に永久会員となる。
2010年 歌唱技術が認められ文化庁長官表彰を受賞。
唯一無二の歌声で、演歌の女王と称されながら様々な音楽ジャンルを歌唱表現し、国内外で数多くの公演を行った。
2023年12月30日 永眠。
2024年2月 生前の功績が讃えられ、出身地である熊本県より「県民栄誉賞」、八代市(熊本)より「八代市名誉市民」が贈呈された。
本像に向かって右側のパネル。それには、次のような記載がある。
八代亜紀銅像制作 御協力者様 芳名板
=発起人様=
元通産大臣 深谷隆司 
作詞家 悠木圭子 
セイコーグループ株式会社 代表取締役会長 服部真二
五十鈴典礼株式会社 代表取締役社長 鈴木英司
株式会社レクチャン 代表取締役 山田舞
=法人様=(名称省略)
=個人様=(名称省略)
像制作 堤直美
安養院 ユニバーサルミュージック合同会社
主宰 八代ミュージック&ギャラリー株式会社
 令和六年十二月十九日建立
設置場所:東京都品川区西五反田4-12-1 臥龍山 安養院

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