波多野元二(江東区)

設置場所:東京都江東区東雲2-6-1 国際自動車㈱東雲営業所玄関前
制作者:北村西望(1884-1987)
制作時期:1980年
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:波多野元二氏は国際自動車㈱の中興の祖、1981年10月15日に82歳で死亡。国際自動車(km)は東京最大手のタクシー・ハイヤー・バスを中心とした旅客運送事業の総合企業。1920年に東京市内でハイヤー事業者として創業。本店は麹町区内幸町、目的は自動車賃貸・貨物輸送及び売買・修繕となっており、代表者の柴田虎太郎は1866年生まれで岡山県出身。車両11台・乗務員13名体制でスタートし、内幸町の他に赤坂・日本橋「三越」にも営業所を設けていました。また関東大震災で営業所・車両が被災したとの記録も残っています。その後、1933年には、NHKの前身であるJOAKとの取引が波多野元二常務の時にスタートしています。波多野氏は、元来は一介の運転手であったが、自動車数台を持つオーナー兼運転手として成長し、名義貸しとして国際自動車に入社しそのまま経営に参画。株式を買い増し、当時の経営者より経営を譲られた。戦時統合により、多数の事業者を吸収合併したことで事業規模を拡大した。
設置場所:東京都江東区東雲2-6-1 国際自動車㈱東雲営業所玄関前

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