足利正明(八王子市)

設置場所:東京都八王子市楢原町971  養護老人ホーム樽の里庭園
制作者:不明
設置時期:2008年11月15日 社会福祉法人創立六十周年記念
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

足利正明老師(1914.11.15-2007.3.12)は、八王子市山田町にある雲龍寺の37代住職。
設置経緯:本像横の石碑に以下の記載あり。
社会福祉法人多摩養育園創設者 足利正明老師
老師は、第二次世界大戦後の焼け野原の郷里、八王子市八木町に兵役から帰還し、直ちに焼失した雲龍寺を再建し、「被災した子供たちに光明を」、「戦後復興は子供たちの養育から」とお寺を無料託児所に開放した。これが老師の福祉事業の始まりである。
昭和二十六年四月二十九日、光明保育園が天皇陛下より御下賜金を拝領した記念事業として、老師は八王子西北部の樽原の地に養老施設設立に着手した。
樽原は、壱百弐拾歳の長寿を保って活躍した勅賜仏国普照禅師随翁舜悦卜山大和尚の生誕地であり、禅師にあやからんと、ここに多数の老人を迎えるべく、昭和二十七年十月二十六日、多摩養老院を開設した。老師が作った多摩養育高齢者入所施設第一号であり、高齢者福祉の原点である。その後、老師は「ゆりかごから天国まで」を目標とし、保育園、障碍者施設、高齢者施設等十五施設を開設した。多摩養老院は昭和四十四年六月に多摩第一老人ホームと名称変更したのち平成十九年四月に時代の要請に応え全面改築、全個室化を実現し、名称を「養護老人ホーム樽の里」に改め、文字通り地域福祉の拠点、福祉の里となった。老師はこの完成を見ずして平成十九年三月十二日九十二歳で遷化された。
法人創立六十周年にあたり、老師の福祉にかけた生涯を称えるとともに、後世にその志を継承するために本胸像を建立する。
平成二十年西暦二〇〇八年十一月十五日老師生誕記念日 社会福祉法人多摩養育園
設置場所:東京都八王子市楢原町971 養護老人ホーム樽の里 庭園

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