庭野日敬(杉並区)

庭野日敬(杉並区)
設置場所:東京都杉並区和田2-6-29 佼成学園中学校・高等学校正門内校庭
設置時期:2000年 10月、設置者:佼成学園後援会
制作者:喜多敏勝(1954-)は許御鋳物師・藤原朝臣喜多家三十代目・万右衛門の三男として高岡市金屋本町にて生まれる。
画像提供者:林久治⇒銅像探索記/f

庭野日敬先生の略歴:庭野先生(1906年11月15日 – 1999年10月4日)は新潟県中魚沼郡十日町大字菅沼(現・新潟県十日町市菅沼)に生まれ、霊友会の有力な信者となり、1938年3月5日に「大日本立正交成会」(現在の名前に改称されたのは1960年6月1日)を創立した。1956年に立正佼成会の社会貢献事業の一環として佼成学園中学高等学校を開設。
設置経緯:(台座の銘文)
本校創立者庭野日敬先生(立正佼成会開祖)は偉大な宗教家である。宗教の根本は一つという万教同梱の信念に基づき、歴史上例を見ない国際宗教会議である世界宗教者平和会議を主宰され、世界的な宗教協力活動に見を捧げられた。
先生は明るい社会づくり運動の提唱をはじめ、国際的には非武装、開発、人権の分野で広範な平和活動を展開された。三度開かれたすべての国連軍縮会議で宗教者を代表して演説。「危険をおかしてまで武装するよりも、むしろ平和のために危険をおかすべきである」と世界の為政者をいさめたことは世界の耳目を集めた。そして先生は1979年、宗教界のノーベル賞といわれるテンプルトン賞を日本人として初めて受賞した。
このような偉大なる庭野先生が、仏教精神に基づいて、心身共に健全な、平和を希求する男子を育成する目的に学校を創設した事実は、永久に銘すべきことである。かかる先生の徳をたたえ、その偉業を末永く後世に伝えることを願い、ここに先生の胸像を建立するものである。

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