手島精一(目黒区)

設置場所:東京都目黒区大岡山2丁目12-1 東京工業大学大岡山キャンパス本館前広場
制作者:東京美術学校教授・沼田一雅(原型)、東京美術学校教授・津田信夫(鋳造)
建立時期:本像の除幕は1921 年5月26 日(創立記念日)
画像提供:林久治⇒銅像探索記/f

手島精一先生像
設置経緯:
手島精一(1849-1918)は日本における工業教育の父とも呼ばれ、東京工業大学の前身である東京職工学校、東京工業学校、東京高等工業学校の校長。明治初期に若くして渡米、岩倉使節団の通訳として訪英。1878 年パリ万博にも文部大書記官九鬼隆一男爵の随員として出席した。幾度の洋行で近代的工業教育推進の必要性を痛感していた手島は国立の工業学校設立を強く訴え、1881 年に東京職工学校を設立した。1890 年に同校校長となり1916年の辞任まで途中1年余りを除き26 年にわたり校長の職を務めた。近代的な科学・技術の理論と実践、更にはデザイン教育も重視し、同校の拡充・整備に心血を注ぎ、その間東京工業学校、東京高等工業学校と2度校名を改称、また工業教育の重要性を訴え続けた。本像の除幕は1921 年の創立記念日。手島の一周忌を機に、遺徳を偲ぶ卒業生の寄附により製作され蔵前の地に置かれた。原型は東京美術学校(現東京藝術大学)の沼田一雅教授、鋳造は同校の津田信夫教授、キャンパス移転と共に大岡山に移設された。
設置場所:東京都目黒区大岡山2丁目12-1 東京工業大学大岡山キャンパス本館前広場

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