By 林 久治2021年3月24日Category: 13.東京都の銅像, 北多摩(北部), 多摩地域Tags: キリシタン, 外人, 教育者 場所:東京都清瀬市梅園3-14-47 東星学園中庭建立時期:1981 年5 月1 日制作者:松谷謙司(キリスト教専門彫刻家:2015 年に98 才で昇天)画像提供:林 久治⇒銅像探索記/f 設置経緯:フロジャック神父(1886-1959)はフランス人宣教師。1909 年に来日し、結核患者及びその家族のための総合的な福祉施設を目指して活動。1930 年に中野療養所近く(現在の中野区丸山)に患者15 名を収容する施設を開設、それを「ベタニアの家」と命名した。1932 年には同地に患者の子供のための施設「ナザレットの家」を建設。1933 年1月、既に購入済だった清瀬村の20,000 坪の山林に、軽症患者やその家族を収容できる総合施設を建設するため開拓に着手し、同年10 月には病棟が完成、回復期の患者を社会復帰させるための施設、療養農園「ベトレヘムの園」を設立し軽症患者60 名を収容した。1934 年5 月にはベトレヘムの園西隣の土地7,500 坪を買い入れ、同年8 月児童養護施設「東星学園」を開園し、ナザレトの家の児童33 名を移した。1937 年には周辺地域からの通学生を受入れ、現在では幼稚園から高校までのカトリック理念に基づくミッション系学校となっている。神父の立像は中野のベタニアの家にもあるが、本像とは同型ではない。