楠公母子(東灘区)

設置場所:神戸市東灘区向洋町中4-4 神戸市立六甲アイランド高校裏庭
建立時期:1936 年2 月、新校舎落成式と同時に銅像除幕式
設置時期:2001 年当地に移設
作者:岩崎光仁(高村光雲の高弟)
画像提供:林 久治⇒銅像探索記/f

設置経緯:湊川の戦いで敗れた楠木正成(?-1336)の首が河内に送られてきたとき、嫡子・正行(?-1348)は自害しようとする。それを母の久子が「朝敵を滅ぼせとの父の遺訓を忘れたか」と命がけで諭した。「太平記」で有名なこの場面を、本像は表している。
本校の前身の一つ、神戸市立第一高等女学校の新校舎建設に合わせて昭和11 年、教職員や生徒らが浄財を出し合い、建立された。第一高等女学校は、正成殉節地・湊川神社(神戸市中央区)に近い場所にあった。しかし戦後、校舎は移転し、像だけが残されていた。いずれ撤去されてしまうのではと憂慮した卒業生たちが、移設先探しや募金活動に奔走し、 1998 年に設立された本校に移設した。
楠木久子像
楠木正行像

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