設置場所:京都市伏見区醍醐・醍醐山1 上醍醐寺五大堂前(向かって右 建立時期、製作者は不明。 画像提供:林 久治⇒銅像探索記/f
設置経緯:役 小角(えん の おづぬ 、634伝 - 701伝)は、飛鳥時代の呪術者。役行者の呼び名でも広く知られている。日本独自の山岳信仰である修験道の開祖とされている。 実在の人物だが、伝えられる人物像は後世の伝説によるところが大きい。前鬼と後鬼を弟子にしたといわれる。天河大弁財天社や大峯山龍泉寺など多くの修験道の霊場に、役行者を開祖としていたり、修行の地としたという伝承がある。醍醐寺開祖の聖宝は、役小角に私淑して山岳修行を行ったとされる。
五大堂:醍醐天皇御願により、延喜七年(907)に建立された五大堂であるが、再建の都度に祝融にあい、慶長十一年(1606)豊臣秀頼再建の様式を伝え、昭和十五年(1940)に再建されたものである。お祀りしてある不動明王、降三世夜叉明王、軍茶利夜叉明王、大威徳明王、金剛夜叉明王、国土安泰、消除不祥の御誓願をもち“五大力さん”の通称で尊崇され、毎年二月二十三日仁王会大法要が厳修されて盗難徐、災難身代わりの霊符が授与されている。 祝融(しゅくゆう):炎帝の子孫とされ火を司る。そのため火災にあう事を「祝融に遇う」と喩える場合がある。